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看護師だから『天使』とは限らない

看護師だから『天使』とは限らない

病気のとき、入院したとき、やさしく声をかけてくれる看護師さん。 患者も人間だから千差万別だろうに、分け隔てなく接してくれて本当に頭が下がります。 患者は病気やけがで精神状態も普通ではないだろうから、きっと嫌な思いもたくさんするだろうな、と簡単に想像できます。

入院して、看護師さんの様子を見ていると、昼夜問わず働いているし、上下関係は厳しそうだし、そのうえ先生や患者さんに気を使って本当に大変そうです。 我慢強くない私にはきっと無理です。 だからいつも笑顔で接してくれる看護師さんは尊敬に値します。

けれど、そんな私も一度だけ〝許しがたい〟と思う看護師さんに遭遇しました。 それは私が出産のために入院した産婦人科でのこと。はじめて会ったときからその人とは〝合わないな〟と思いました。先方も同じ印象だったようです。

無事出産を終えた私ですが、初産だったこともあり、なかなかお乳が出なくて困っていました。泣き叫ぶ赤ちゃんを前に、出産後の不安定な精神状態もあってノイローゼ寸前に。 そんなとき、ベットにうずくまって赤ん坊を抱きしめてる私を見下ろして彼女はこう言ったのです。

「まぁ、ずいぶん遅咲きのおっぱいですね。」

あまりのデリカシーのなさに唖然としてただポカンと彼女の顔を見上げてしまいました。

いまでもそんな彼女が看護師として働いていることに怒りを覚えます。それは、私に『看護師とはこうあるべき』という先入観があるためでしょう。もちろん、ほとんどの看護師さんは一生懸命病人に尽くしてくださっています。でも、なんだかそうでない人もちらほら。

人間対人間のことですから、いろんな感情はあって同然ですが、それを〝職業〟としている以上は心になくても『天使』を演じてほしいものです。

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